セグエグループ(3968)事業内容、強みと成長可能性 | 海外セキュリティ商品関連企業
- 2019.03.22
- 株式投資
増収増益基調、時価総額100億円以下、増収増益基調ということで、セグエグループをピックアップ。事業内容、成長性について調査、検討していきたい思います。
セグエグループ、事業内容
・ソリューションプロダクト事業
セキュリティ製品の輸入・販売
セキュリテソフトの開発・販売
ITインフラ製品の輸入販売
関連ページ:主要製品取扱い製品一覧
・ソリューションサービス事業
ITシステムの設計・構築サービス
システムの運用、保守、監視サービス、等
数字で見るセグエグループ
決算年月 2017年度12月(単位 百万円)
売上高 7,792
当期利益 319
・売上構成
ソリューションプロダクト事業 4,104
ソリューションサービス事業 3,688
営業CF 670
投資CF △127
財務CF △95
現金、現金同等物 1,569
有利子負債 38
ROE 16.5%
従業員数 350名
セグエグループ 注目点
・セキュリティ分野へのニーズの高まり、国策としても情報セキュリティ対策を推進中
・米国のITセキュリティ先進国の製品を販売代理
・増収増益基調
・自社開発製品「SCVX」を保有、自治体を中心に導入が進む
参考記事:インターネット分離製品が10万ユーザー突破 金融、医療機関でも採用増加――ジェイズ・コミュニケーション
・グループ社員の7割超が技術者(2018年12月末時点)
セグエグループ 懸念点
・海外メーカー製品を販売代理しているビジネスであり、特定のメーカーに依存している点
(経営上重要な契約先としては、Juniper Networks IncとRuckus Wireless Inc.)
・販売パートナーへの依存度の高さ(NECネッツエスアイ社、日商エレクトロニクスなど)
・海外メーカーからの仕入れが多いため、為替の変動を受ける。円安になったら仕入れコストが上昇
経営者はどんな人か。
代表取締役は、愛須 康之 氏という方です。以下略歴となります。
昭和61年5月 データコントロルズ株式会社 入社
平成6年1月 同社 大阪営業所長
平成7年4月 ジェイズ・コミュニケーション株式会社設立 代表取締役(現任)
平成13年5月 株式会社イーサポート(現ジェイズ・ソリューション株式会社)設立 取締役
平成24年11月 ジェイシーテクノロジー株式会社設立 代表取締役
平成24年12月 ジェイズ・テレコムシステム株式会社設立 代表取締役
平成25年6月 エムワイ・ワークステーション株式会社 取締役
平成26年12月 当社設立 代表取締役社長(現任)
平成28年1月 ジェイシーテクノロジー株式会社 取締役
平成28年1月 ジェイズ・テレコムシステム株式会社 取締役(現任)出典:当社HPより
インタビュー記事がありました。
参考記事:伸びる業界なら自分も急成長できる
もともと父親が経営者ということで早い段階で経営者となることを意識した点、成長産業であるコンピューター関連に就職したこと、など創業に至るまでのストーリーは面白いです。
「新しい産業・業界・技術であれば〝会社の規模〟や〝実績の有無〟に関係なく、実力で勝負できるので、小さな会社でも大きく伸ばすことができる」ということと、「伸びている会社や組織に入ると自分自身の成長が早い」ということです。
若い頃から働きながら、社長の視点で物事を考えること、小さい会社だったがゆえに様々な経験ができたことが理解できます。
会社の分析とは異なるのですが、やはり成長産業で、小さな組織に行くということはキャリア形成においても重要なポイントということを再確認できます。
当社の場合は、セキュリティ分野で今後ますますニーズが高まってくる領域、まさに成長産業といえるでしょう。
株価水準
2019年3月時点
時価総額:約80億円
PER(会社予想)約21倍
まとめ
セキュリティ関連銘柄は過去にセキュアヴェイル社やエンカレッジテクノロジ社もいくつか調べましたが、当社は米国のセキュリティ製品を輸入販売すると同時に自社製品を開発しています。
セキュリティ関連の技術では、米国がやはり日本より先行しているようで、そのような意味では最先端の製品を扱っている当社は技術力がある可能性があります。
難しい点が、技術的な製品の優位性や顧客目線で判断ができないという点です。
ちなみに、当社と取引のあるJuniper Networks社はどのような会社なのか、簡単に調べてみました。
Juniper netowors Incの正規ディストリビューターは調査時には4社(当社の他に、SB C&S株式会社、ダイワボウ情報システム株式会社、株式会社日立ソリューションズ)有名どころの企業です。
Juniper networksは一応名だたる企業の中で業界のリーダーポジションが取れている模様です。
参考:ジュニパーが選ばれる理由
Junipr networksの売上規模は2018年度で4.64 Bil USD (日本円換算で約5,100億円)、売上のトレンドは若干下落傾向であります。
参考:Juniper Networks Revenue 2006-2018 | JNPR
売上のトレンドが下落傾向であるという点は気になりますが、業界の大手であることは間違いなさそうです。
もう一つ注目したい点が、自社開発商品の「SCVX」、注目点としても挙げているのですが、自治体への導入が進んでいる模様で、製品コンセプト自体も面白いなと思います。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
方法③:著名な投資家の本を読む
以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。
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投資家の視点や戦略を学ぶことで、市場の動向やリスクの評価についての理解が深まります。
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