セントケアホールディングス(2374)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2018.10.10
- 株式投資
セントケア・ホールディング(2374)の業績、売上高等を分析、考察しています。
まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。
株価関連情報
(調査日時:2021/10)
時価総額:226億円
PER(予):11.6倍
PBR:1.8倍
売上高推移
(単位:百万円)
2016年:35,952
2017年:37,088
2018年:39,456
2019年:41,104
2020年:43,167
2021年:45,909
この会社のすごいところは、2008年以降ずっと増収を続けているところです。時代のニーズにあったサービスを提供し続けることで、増収を続けることができているのかもしれません。
営業利益推移
(単位:百万円)
2016年:1,818
2017年:1,901
2018年:1,919
2019年:1,958
2020年:1,468
2021年:2,806
2020年に利益水準を落としていましたが、2021年には大きく成長させることに成功しています。水準が一段変わっている感じがあるので、どのような事業変化があったのか調べる必要がありそうです。
当期利益推移
(単位:百万円)
2016年:867
2017年:1,085
2018年:1,173
2019年:931
2020年:830
2021年:1,486
当期利益に関しても同様です。
ROE推移
(単位:%)
2016年:13.0
2017年:12.0
2018年:11.8
2019年:8.8
2020年:7.5
2021年:12.2
2020年ごろまでは下降傾向でしたが、2021年に利益水準が改善したことによりROEも改善しています。
有利子負債推移
(単位:百万円)
2016年:3,236
2017年:2,302
2018年:1,860
2019年:1,315
2020年:1,974
2021年:2,549
負債の水準は常に一定20億円〜30億円程度は継続してあり続けるのですが、現金に対してここはそこまで大きな問題ではなさそうです。
現金等推移
(単位:百万円)
2016年:3,553
2017年:4,154
2018年:4,159
2019年:3,993
2020年:4,196
2021年:5,783
現金の保有比率は2015年ごろから伸ばせるようになっています。稼げるようなビジネスモデルに転換ができたからかもしれません。このように数字の変化には目を配る必要があります。
キャッシュフロー推移
営業活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:1,949
2017年:1,452
2018年:2,302
2019年:1,887
2020年:2,323
2021年:2,280
投資活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-282
2017年:-1,008
2018年:-1,097
2019年:-1,024
2020年:-2,245
2021年:-691
投資活動は平準化すると大体10億円程度は常に投資を続けています。
財務活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-133
2017年:157
2018年:-1,199
2019年:-1,029
2020年:126
2021年:-2
フリーキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:1,667
2017年:443
2018年:1,205
2019年:862
2020年:77
2021年:1,588
フリーキャッシュフローも安定しているとは言えませんが、常にプラスで推移を続けている点は良い点と言えます。
セントケアホールディングス、介護事業に強み
※以下は2019年時に調査した内容となります。適宜追記していきます。
介護事業をメインとして行うホールディングス企業。訪問系、施設系と幅広く手がけている。訪問介護の比率が高く、訪問入浴、訪問看護も主力事業の一つ。
セントケアホールディングス、訪問看護と小規模多機能施設に成長可能性
介護報酬改定によって、軽度のサービスの事業環境は今後も見通しが良くなさそうであり、医療と介護の連携や認知症対応などの中度や重症患者向けのサービスをいかに拡張させられるかが鍵となりそう。
市場の伸びと社会からの要請という観点から、訪問看護と小規模多機能施設は伸びる可能性があり、注目したい。
訪問系の介護事業は海外投資から注目されている領域
会社従業員による口コミを見る限り、かなり真面目なオペレーションがされている印象がある。介護事業というリスク、コンプライアンスが伴う事業だけあって徹底していると推察される。
人材不足が慢性的に起こっている可能性もあり、ワーカーレベルでの福利厚生は充実してそうな印象がある。管理職人材が特に不足していそうで、どのように育成していくか、外部から採用していくかが今後の鍵となってきそう。
介護事業はどうしても報酬改定に依存するマーケットであるが、長期のトレンドでは成長マーケットであり、組織的にやれている企業が相対的に少ないので、注目企業であることには変わりない。
人手不足の解消という観点から、外国人材の活用やAI、RPAを活用した業務改善の取り組みなど、先進的な取り組みを実施することで、注目度は集まる可能性はある。
財務的にも、キャッシュが40億近くあり、有利子負債が16億程度なので、財務体質も安定してそうであり、当面は問題なさそう。
これまで、利益が積み上がってきた証拠でもある。株主にスカンジナビア関連?の大株主がいて、海外からも注目されている模様。PERは11倍と割高感はあまりない水準。
N・フィールドは精神科に特化した訪問看護といい、訪問看護は海外投資家から注目されているマーケットと言える。
テンバガー可能性
「B」
※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。
※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
方法③:著名な投資家の本を読む
以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。
著名な投資家の本を読むことは、投資における知識と洞察を深めるために重要です。これらの本は、成功した投資家の経験と教訓に基づいて書かれており、貴重な情報を提供してくれます。
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