小型株の長期投資に向いている人の特徴、資質とは
- 2020.02.24
- 株式投資
こんにちは、@growprojecttaroです。コロナウィルスで株価もだいぶ下がっていますね。
騰落レシオを見ても、買いのタイミングに迫ってきている印象を受けます。
さて、今日は、以下のツイートの通り、長期投資家について、最近クリアになってきたので、考察を進めたいと思います。
長期投資家は
知的好奇心>金儲け
の構造になっている人が多いんでないだろうか。— 小型成長株ファンド (@growprojecttaro) February 16, 2020
長期投資家に向いている人の7つの特徴
1. よく「なぜ」と聞く
2. 物欲弱い、特に欲しいものがない
3. 一人が好き
4. 群れるのが嫌い
5. 本が好き
6. 同調圧力に屈しない
7. 数字見るのが好き— 小型成長株ファンド (@growprojecttaro) February 11, 2020
長期投資家に向いていると思われる人の特徴を上げてみました、ご自身が短期か長期のどちらに向いているかの判断材料としていただければと思います。
よく「なぜ」と聞く
長期投資家には、企業の本質的な価値に気づく必要があります。そして、その価値にはあまり多くの人が気づいていない方が価値があります。
多くの人が気づいていないということは現状の株価と本質的な価値にギャップがあると考えられるので、多くの人が気づいたタイミングでの見直しによるリターンが見込めるからです。
さて、そのような企業の本質的な価値に気づくには、背景を理解しようとする姿勢が大事です。
それを可能にするには、常に本質的な背景や価値について意識しているような指向性を持った人が向いていると考えられます。
特に「なぜ」と聞くことは重要です。
例えば、日常生活をしていても、ある店は流行っていて、ある店は流行っていないとします。その時に「なぜ」あの店は流行っているのだろうか、「なぜ」あの店は流行っていないのかを考えることによって、本質的な原因が理解できます。
少なくとも考えることによって様々な視点で物事を捉えることができます。
例えば、それは立地に問題があるのか、商品なのか、サービスなのか、営業時間なのか、マーケティングの手法に問題があるのか、値段なのか、それらを総合的に判断できれば、儲かる店舗は何か、ビジネスとは何かを理解を進めることができます。
このような思考法こそ、長期投資家には求められると私は、考えています。
関連記事:ビジネスにおける価値創造、価値提供のプロセスとは何か。
物欲が弱い、特に欲しいものがない
次は、物欲が弱い、特に欲しいものがない人は長期投資家に向いている気がしています。
なぜかというと、このような人は、お金儲けよりも、投資そのものが好きになれる可能性を秘めているからです。
お金儲けに走り過ぎる人は、エネルギーはあるのですが、長期投資家にはなかなか向かないと思っています。
理由としては、無理なリスクを取りすぎてしまうこと、株価の値下がり、値上がりによって一喜一憂してしまうこと。
長期的な学習や投資そのものを続けることができないということです。
投資そのものが楽しい、学習自体が好き、企業を調べること自体が好き、そういった人は長期投資家にはすごく向いていると考えられます。
もちろん、儲かったお金を使えた方が人生は豊かになるとは思うのですが、それはだいぶ先でも問題ないでしょう。
投資によってえられるのはお金以外にも、知識や多角的な視点やビジネス理解など、人生を豊かにしてくれることでしょう。
一人が好き
一人が好きな人も、長期投資家に向いていると思われます。
理由としては、銘柄調査や知識の獲得などの投資の一連の活動に「孤独」が必ず付き纏うからです。
もちろん、色んな人と会話しながら、学習することも可能ですが、やはり最終的に意思決定するのは自分であり、自分ならではの視点に基づく投資だからこそ、信じて持ち続けることができるし、他の人が気づいていないポイントによる価値があります。
常に誰かといないと耐えられない人などは投資家には向いていないと考えられるでしょう。
一人で、企業調査をしたり、学習したり、内省したりできる人、「一人が好き」な人は長期投資家としての資質があると思われます。
群れるのが嫌い、同調圧力に屈しない
一人が好きというポイントと被るのですが、本質的に群れるのが嫌いな人は長期投資家に向いています。
群れるのが嫌いな人は、人と同じことをすることが嫌いだったり、他の人と同じことをすることにあまり価値を感じていない人が多いと思われます。
そのような人たちは、独自の考えや価値観を持っていることが多いです。長期投資家にはこのような思考法はとても重要です。
例えば、他の人が全く見向きもしていない銘柄に投資をしたり、他の大多数の人が投資に躊躇しているタイミングで投資をしたり、大多数の人が買っているタイミングで売却したりなど、投資の世界においては、大衆と違う行動をするからこそ、リターンが確保できる世界です。
もちろん、大衆の流れに乗ることで、うまく利益を出すような手法も存在はするのですが、そのような場合でも、どこかで大衆と違う行動を取っているからリターンが生まれているはずです。
したがって、群れるのが嫌いという人は、指向性としては長期投資家向きと言えるでしょう。
これまでの人生を振り返った時に、常に周りを人で囲まれていた人や、人と一緒にいないと辛いなどという人は長期投資家には向いていないと思います。私自身、そのような人にはあまり会ったことがありません。
本が好き
ウォーレンバフェット然り、世の中の成功者たちはとにかく本をたくさん読んでいます。
活字から得られる情報を投資に活かせる人は、長期投資家に向いていると言えるでしょう。
なぜ、本が投資に役立つのか、それは投資の世界が「人間」が作り出しているものであるからだと考えられます。
投資の世界の参加者は、「人間」です。企業活動も「人間」が生み出しています。
つまり「人間」について理解ができれば、大きな流れが理解できるというポイントがあるのでしょう。
歴史は繰り返すではないですが、企業の栄枯盛衰も、株式マーケットのサイクルも「人間」が起点になっていることを考えると、
何か目に見えない一定の法則が働いていると考えらるでしょう。
ウォーレンバフェットのような賢者は、自身の経験と、過去の経験を言語化された本によってそれを擬似体験することによって、
そのような大きな流れを理解していると言えるでしょう。
関連記事:【投資本】株式投資の本質を理解するためのおすすめ本、6冊
数字見るのが好き
企業の本質的な価値を理解するためには、数字を理解する必要があります。
したがって、そもそも数字に対して抵抗感がある人は、長期投資家には向きません。
数字を分析することが好き、みることが好きな人は長期投資家としての素質はかなり高いと言えます。
企業が発表する決算説明資料や情報というものは、必ずしもいつも正しいとは限りません。
特に株価を意識している経営者などは、短期的には良いことを伝えて、株価を吊り上げたりします。
こういう時に、本当に企業活動はうまくいっているのか、問題はないかなどをお金の流れ(キャッシュフロー)や
貸借対照表で確認できると、口が上手い経営者や見た目が綺麗な銘柄に騙されずに済みます。
見せかけの売上や費用に計上されていない負債の積み上げなどは注意をしなければいけません。
このようなことに気付くためには最低限会計の知識が必要ですし、数字が好きでないと判断ができません。
まとめ
長期投資家に向いていそうな人の特徴や資質をまとめてみました。
いくつか当てはまるポイントはありましたでしょうか?
もちろん、当てはまらなくても気を落とす必要はありません。今からでもそのように振舞うことができれば
意識的に自分を変えていくことは可能です。
最後に個別株投資の基礎を学ぶことは、将来の資産形成や財務の知識を高めるために非常に重要です。以下では、お金をかけずに効率的に学ぶことができる3つの簡単な方法をご紹介いたします。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
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