四季報の読み方・見方・株式購入までの調査9つのステップまとめ【完全版】
- 2020.08.03
- 株式投資
本記事では、株式投資において、銘柄を選定して購入するまでのプロセスをどのように進めれば良いか、ステップごとに紹介します。四季報や決算資料、有価証券報告書の見方、その他参考情報の集め方をまとめております。
本ブログでも、過去にも下記の通り、調査方法で複数の銘柄を調査しております。
小型株、調査した銘柄まとめ
銘柄コード
3559 3756 3961 3135 3187 3995 3652 4395 4393 3989 3138 3416 3901 3979 3985 4397 6533 3909 6573 3961 6558 2410 7041 6198 7781 7713 5903 3277 3496 3042 3682 3968 6696 7035 3137 2374 9272 9266 3221 4385 4776 6137…https://t.co/ojrCDPs2qY
— 小型成長株ファンド (@growprojecttaro) January 20, 2020
プロセスについては個人的に私自身が行っているプロセスなので、何かしら参考になればと思います。
大まかな調査プロセスの全体像
ここでは、調査の全体像を把握するために大まかなプロセスを以下、順番に箇条書きします。
これは気になる個別の銘柄が見つかった後のプロセスなので、それより手前のスクリーニング方法が知りたい場合は、参考記事をご覧ください。
参考記事:【まとめ】小型、成長株のおすすめスクリーニング方法、実践編
・証券アプリで、四季報をチェックする
・会社のHPで事業内容を確認する
・決算説明資料を確認する
・有価証券報告書を確認する
・創業者のインタビュー記事を確認
・競合企業をリサーチする
・求人・採用関連情報を確認する
・掲示板やTwitter、ブロガー情報を確認する
以上が大まかなプロセスとなります。それでは其々のプロセスで、どこを見ているのかポイントをまとめていきます。
証券アプリで、四季報をチェックする
証券アプリは、SBI証券のアプリを活用しています。楽天証券も良いのですが、SBI証券の方が、全体的にみやすいということと業績などの分析が分かりやすいという点でSBI証券を活用しています。
証券アプリでは、主に四季報をオンラインで確認しています。この段階では、詳細の調査というよりは、調査対象の銘柄の全体像をざっくりと把握しています。
ただし、四季報にも重点的にチェックするべきポイントがあるので、以下でポイントを紹介します。
四季報でチェックすべきポイント
四季報は、素早く企業の情報を手に入れるには最適な情報媒体です。証券アプリでは無料で、最新の四季報が公開されているので、活用しまくりましょう。私が重点的に見ているポイントは以下の通りです。
・【特色】
・直近の四季報コメント
・【株主】
・【業績】
・【株式】の時価総額
・【キャッシュフロー】
・【指標等】のROE
・【財務】の有利子負債
SBI証券の場合は、「四季報」タブの「企業概要」や「財務状況」から上記のポイントを確認することができます。
気になった銘柄があれば、ほぼ100%まずはこの四季報を私はチェックしています。それでは、其々の四季報のポイントについて、さらにどこを見ているのかを解説します。
特色では、事業内容や業界を確認する
四季報の【特色】では、その企業が何をやっている会社なのかを簡潔に説明してくれています。サービスやプロダクトについての理解で活用できます。
この欄を確認することで、企業がどのような業界で何をサービスとして提供しているのかを理解することができます。
ここでピンとくるかどうかを大切にしています。特に投資のテーマとして予め決めている業界やビジネスモデルがあれば、投資対象となるかそうでないかはすぐに判断ができるでしょう。
例えば、マクロ環境に左右されるような資源系ビジネスや自動車産業などは対象から外すなど、すぐに判断することができます。
四季報コメントで注目ポイントを確認
四季報の記者が独自にコメントしたものが【特色】の下には記載があります。今後の成長性についてコメントしていたり、新たな事業などの記述があるので要確認するべき箇所です。
しかし、四季報のコメントが絶対ではないことに注意は必要です。四季報の記者といえども、私たちと同じ開示されている情報をもとに取材しているはずなので、情報量においては大きく差がないので、必ずしも常に予測が正しいとはいえない点に注意が必要です。
株主の欄で大株主が誰かを確認
【株主】の欄は、あまり真剣に見ていない人が多いと思いますが、会社が誰のものなのか、関係性がどこにあるかの把握として、貴重な示唆があります。
特に創業者が大株主の名前に入っているかどうかは、チェックが必要なポイントです。
筆頭株主が創業者であり、現在も経営に携わっている場合は、ポジティブと捉えていいでしょう。創業者と大株主が一致していれば、基本的に個人の株主と同様、企業価値をあげることにコミットするようなインセンティブが働くからです。
親会社の存在は要注意
一方で、大株主に企業名が書かれていて、子会社として上場している場合には注意が必要です。親会社の意向によっては、子会社の経営方針が変わることがあるからです。
例えば、親会社から何名も取締役を派遣してきて、経営のスピードが遅くなったり、親会社の意向によって、親会社が利益を上げやすいような方向性に走るなどが、最悪の場合考えられます。
したがって、親会社と子会社の関係性がどうなっているのかも調査が必要になってきます。
外資系金融機関が株主にいる場合も要注意
株主の名前の中には、外資系金融機関の名前が入っていることもあります。いくつかの外資系金融機関の名前はポジティブに捉えられることがあります。
例えば、フィディリティのロープライス ストックファンドなどは、割安として評価されて投資をされている証左でもあります。もちろん鵜呑みにはできませんが、何らかのシグナルにはなるでしょう。
気になる名前があれば、検索をして調べてみましょう。誰が会社を保有しているのか、株主として新しく個人でも投資するならば、注目する必要があります。
業績の欄でチェックするべきポイント
四季報の【業績】欄からも業績の推移を簡単に確認することができます。
ここでチェックするべきポイントとしては、過去、売上、利益ともに順調に伸びているかという点です。
特に注目するべきは、売上高と営業利益です。最終的な利益に関しては、特別利益など事業とは関係のない利益が上乗せされている場合がある為です。
売上高は順調に伸びているか、それに合わせて営業利益も順調に伸びているかを確認しましょう。
また、明らかに数字として気になるポイントがあれば、メモをしておきましょう。
例えば、ある年に赤字に転落している、売上高が大幅に減少している年がある場合には、何らかの外部環境の影響か、内部でも構造変化があった可能性があるので、チェックする必要があります。
時価総額で、会社のサイズを把握する
【株式】欄の時価総額で、会社のサイズを把握しておきましょう。投資スタイルと時価総額の大きさは紐づくことがあります。
例えば、テンバガー(10倍に成長するような銘柄)への投資を模索している場合は、時価総額が小さい銘柄を選ぶ、などです。
参考:過去10年で10倍株、テンバガーとなった銘柄を調査、共通点を抽出
小型成長株への投資をしたい場合には、明らかに時価総額が大きすぎる銘柄はそもそも対象とならないので、調査を始める前に早めに確認しておく必要があります。
キャッシュフローで実態を確認する
キャッシュフローでは、実際のお金の流れを確認します。
売上高が上がっているにも関わらず、営業キャッシュフローがマイナスの企業に関しては、資金回収が上手くできていない可能性があるか、見せかけの売上が計上さている可能性があるので注意が必要です。
営業キャッシュフローがプラスかどうかは必ずチェックするべき項目でしょう。
投資キャッシュフローは基本的に成長のための投資と捉えられれうので、営業キャッシュフローの範囲で適切な投資をしているかを確認する必要があります。
営業キャッシュフロー + 投資キャッシュフローがプラスとなっていれば、健全といるでしょう。このキャッシュフローについては会計の知識が必要となってくるので、ぜひともお勧めの本としても紹介した会計の本で概要だけでも掴むことをお勧めします。
参考記事:【初心者必見の本】株式投資の本質を勉強するため、超おすすめ
【指標等】でROEを確認する
四季報の【指標等】では、ROEを毎回確認するようにしています。ROEとは自己資本利益率の略で、どれだけの元手で利益を生み出せるのかという、効率性を表した指標となります。
ROEが高いということはそれだけ効率的に収益をあげられる仕組みが整っている証拠として、高く評価ができるでしょう。
重要なのはROEの一貫性
ただし、注意が必要なポイントとしては、ROEは過去一定期間にわたって高い水準を維持できているかという点です。
短期的に利益を出すことはできるので、その年だけ限って利益が大きく出て、それによってROEが通常よりも高くなっていることはよくあります。
ROEの高いビジネスが全て安定的に成長できるとは言い切れないのですが、必要条件として成長している企業は、効率的に利益を上げる仕組みを持っており、その効率的に利益を上げる仕組みによって、積み上げた利益を再投資することによって、さらに成長することが可能となります。
複利の考えを理解することができれば、毎年新たに企業が、儲かる仕組みに再投資をすることで、さらに利益をあげることがイメージできると思います。
したがって、ROEは非常に重要な指標としてチェックするべきポイントと言えるでしょう。
【財務】の有利子負債
財務の項目からは、特に有利子負債をチェックするようにします。
有利子負債の多さに関しては、将来的にリスクとなるため、必ずチェックするべきポイントの一つでしょう。個人的にはは、どのような企業であっても有利子負債はかかさずチェックするようにしています。
有利子負債の多さは、景気ショックに足枷となる
有利子負債の多さは、特に景気悪化時にリスクとなります。例えば、最近のコロナショックでも、キャッシュが豊富にある企業は、コストを削りながら今回の危機が長期化しても生き残ることができるでしょう。
現金保有の多さは機動的なM&Aができる
また、もう一つ有利子負債の低さと現金保有の高さには利点があります。それは、事業成長に向けて大きな投資をすることができるという点です。
外部環境が悪化した際には、平時よりも割安な価格で企業が売りに出されます、キャッシュリッチな企業は、それらの企業を買い、事業成長に組み込めることができるのです。
M&A以外にも、事業への投資として積極的な採用や新規事業の開発などに投資を振り分けることができます。
手持ちのキャッシュが豊富なことにデメリットはありませんが、現金に対しての有利子負債の高さはリスクとなることを認識する必要があります。
会社のHPで事業内容を確認する
四季報で一通り、会社の状況を理解した後は、実際に会社のHPに行き、事業内容を把握します。
四季報に書かれている以上にサービスや事業内容の詳細が書かれているので、どのようなプロダクトなのかが理解できるでしょう。
また、企業がトップページに何を持ってきているか、事業の並び順などで、何に力を入れているのかという点も理解することができます。
事業内容を自分の頭で理解できるかは重要
あまり難しく考えようとせず、ユーザー目線でどのような会社なのかを理解するように努めることが重要です。
ここで、事業内容が理解できなかったとしたら、投資は避けた方が良いかもしれません。自分で理解ができない事業に投資することはリスクとなります。
例えば、製造業などで多いのが、先端技術を用いたプロダクトの開発をやっている会社などです。
これらの企業は素晴らしい技術を持っていることは間違い無いのですが、素人の個人投資家がその良し悪しを判断することは難しいはずで、明らかに理解ができない場合は、投資対象から外した方が無難と言えるでしょう。
決算説明資料の読み方、見方
事業内容をHPで確認したら、ビジネスモデルの理解を深めるためにも決算説明資料で詳細を確認します。
決算説明資料は四半期で出しているものと年間のものと2種類あるのですが、ここで確認したいのは、ビジネスモデルを紹介している補足資料的な説明資料ですので、年間の決算説明資料が最適です。
補足説明資料は、ビジネスモデルの構造をビジュアルで説明してくれている資料が多いので、パッと見で会社のビジネスに関わりのあるパートナーとの関係性やお金やサービスの流れを理解することができるのでお勧めです。
ビジネスモデルとして、関係のあるパートナーや依存関係はどこかという点が理解できるので、見るべきポイントの理解が深まります。
有価証券報告書の読み方・見方
有価証券報告書にも決算説明資料同様に、四半期と年間の報告書があります。
企業の理解を深めたいのであればまずは年間の有価証券報告書を熟読する必要があります。
四半期の有価証券報告書は直近のものを理解するのには役に立ちますが、細かい点での記載では年間の報告書を読み込んだ方が良いでしょう。
年間の有価証券報告書は、とても長いので初心者の方は何を見るべきか分からず諦めてしまう人も多いでしょう。
しかし、見るべき箇所は実はそこまで多く無いので安心してください。以下ポイントをまとめてみました。
・主要な経営指標等の推移
・【事業の内容】
・【関係会社の状況】
・【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
・【事業等のリスク】
・【役員の状況】
主要な経営指標等の推移
売上高や営業利益の推移を5年間に渡って、一覧で確認ができます。
自己資本利益率(ROE)、キャッシュフローの状況、現金残高推移、従業員数など、経年でどのように変化しているのか推移を確認しましょう。
過去5年間を一気に遡って見ることができるので、5年前の有価証券報告書を見れば合わせて10年間の推移は簡単にチェックすることができます。
【事業の内容】
どのような事業展開しているのか構造を理解できます。また其々の事業ごとに、ビジネスモデルの構造が詳しく説明されています。
情報やサービス、お金の流れがビジュアルで説明されているものもあるので、ここは熟読して理解を深めることができます。
まだ事業内容について深く理解できていない場合には、特にこの項目を熟読して理解を深めることをお勧めします。
【関係会社の状況】
ビジネスの依存関係を確認、10%以上の売上の場合にはその旨が記載ありますので、ビジネス上どのような依存関係になっているのかを理解することができます。
例えば、売上高のほとんどを一つの会社に依存しているなどはリスクとなるので、認識しておく必要があります。
【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
経営陣が考えている、中長期での経営戦略や方針などが記載されているので、事業展開の背景を理解することができます。
また、経営上の重点課題にも整理されて記載されているので、現状何が課題で、将来的にリスクとなりそうかなどを垣間見ることができます。
ここを理解することができれば、今後中長期的に事業をどのように成長させようと考えているか、経営者の考え方を理解することができるので、中長期で投資をしようとしている方にとっては超重要な箇所となります。
【事業等のリスク】
事業等のリスクの箇所は、毎年大きくは変更はされないので、一度は目を通した方が良いでしょう。
決算説明資料や創業者のインタビューなどでは、ここら辺は大々的には記載されていないことがあります。経営者によっては、リスクをあまりオープンに開示せずに株価を上げたいと思っている場合もあるからでしょう。
ただし、有価証券報告書では義務として事業のリスクを記載しなければいけないので、ここは会社として認識しているリスクが記載されていて、とても参考になる箇所です。
競合や競走環境、ビジネスモデル特有のリスクは要チェック
よくあるのが、競合や、競争環境の変化やビジネスモデル特有のリスクなどです。ここら辺が頭の中に少しでも入っておけば、将来的にどのようなリスクの可能性があるのかを判断できるので、一度は目を通しておく必要がある箇所と言えるでしょう。
許容できるリスクと期待するリターンを天秤にかける
個人投資家としては、リスクを認識した上で、最低限のリスクでリターンを最大化することによって収益を上げることができるので、少しぐらい敏感にリスクを見つけにいく姿勢が必要です。
これは期待値という考え方で、想定されるリターンに対して、リスクの発生する確率がどれくらいなのかで、合算して最終的な期待値を求める考え方に似ています。
もちろん、ここに記載されているリスクが必ずしも高い確率で発生するわけでは無いのですが、確率がゼロとは言い切れず、項目によってはリスクが発生する確率が高いものも存在します。
そのようなリスクを認識して、他の候補企業と比較してどれに投資するかを選定することが投資の技術と言えるのでは無いでしょうか。
また、企業によってはリスクとして認識している項目がとても多い企業があり、このような企業に対しては私個人的には好感を持てます、ステークホルダーに対してオープンな姿勢は、自信と信頼の証とも言えるでしょう。
【役員の状況】
役員の状況の一覧表も一度は目を通しておくと良いでしょう。自分の大切なお金をどのような経営者に預けるのかという点を考えると、本来疎かにできない重要なポイントでしょう。
特に有価証券報告書の場合、略歴も記載されているので、どのようなバックグラウンドのある人たちが経営に携わっているのかを理解できます。
創業者のインタビュー記事を確認
創業者や現経営陣のインタビュー記事があればチェックするようにすることをお勧めします。
インタビュー記事を通じて、その方がどのような経歴を歩んできたかを理解することで、事業の成長を実現してくれる方がどうかが理解できる可能性があります。
ただし、インタビュー記事の内容に関してはあくまで参考情報に留めておくのが良いでしょう。
メディア露出が高すぎる経営者には要注意
経営者によっては、やたらとメディア露出が多く、インタビューではカッコ良いことや野心的なことを言っているのに、実態の経営は全然うまくいっていないことが良くあります。
むしろメディア露出が意味もなく多い経営者は、自己顕示欲が強く事業成長に集中していない可能性があるので注意が必要です。
特に本を出版したりするような経営者は危ないです。本来事業にコミットしてそのような暇はなく忙しいはずなのに、なぜ本を出版できるのでしょうか。
また、本を出版することによって会社にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか。セルフブランディングに勤しんでいる経営者は、もしかしたら次のキャリアを模索している可能性があるので、要注意です。
参考:経営者になりたい人必見、共通して求められる資質、スキル、マインドとは何か
競合企業をリサーチする
明確に競合企業がある業界の場合には、競合企業の状況をリサーチしておきましょう。
競合企業が上場している場合には、開示資料でチェックをして、上場していない場合には、HPから事業内容や創業者のインタビュー記事などを参考にして情報を収集しましょう。
競合企業に対して明らかに、調査企業が弱い場合には投資を再検討する必要があります。
理想的には、明確な競合企業が存在しない、そのような企業に投資ができれば最高です。
求人・採用関連情報を確認する
企業成長をドライブするのは、結局のところ「人」に尽きます。「人」の採用に対しての姿勢を理解することはすなわちその企業の成長を予想することができます。
採用や求人ページは一度は目を通しておくことが良いでしょう。企業はどのような点を採用マーケットで、候補者に訴求しているのか、それは優秀な人材を採用できるほどのものなのか。
そのような点をチェックしておくことは重要でしょう。また、現在働いている人たちのインタビュー記事や雰囲気も理解することができるので、社内を想像する上では良いと思われます。
もちろん、採用・求人ページは、より良いイメージを伝えるために作り出されたページなので実態とは異なる可能性はあるのですが、良い企業の求人や採用ページは、なんとなく雰囲気は伝わるものです。
また、企業の求人の口コミページも一度は確認しておくと良いでしょう。退職者は明らかに悪いことを書いている可能性があるので、投稿に偏りはあるかもしれないですが、明らかにそのような投稿が多い場合には、そこにリスクが存在している可能性はあります。
参考記事:レイ・ダリオの本 Principles: Life and Work (人生と仕事における原理)
掲示板やTwitter、ブロガー情報を確認する
最後に、他の個人投資家が調査している企業について、どのように発信しているかをチェックしておきましょう。
ここでチェックした時に、明らかに発信している人の量が少ないと、良い傾向だと思います。
それだけ、多くの人がその企業の魅力に気づいていない可能性があり、早い段階で仕込むことができるからです。
一方で、多くの人が気づいている、発信しているような銘柄は注意が必要です。短期的な個人投資家が多い場合には、少しの値崩れで、大きく株価が下落してしまうこともあります。
また、実態のない期待から、株価が過熱している可能性もあり、期待が剥がれた時に大きく下落することもあります。
そういう意味では、どのような人がその企業をマークしているかを理解することは非常に重要でしょう。信頼のおける投資家やブロガーがひっそりとマークしている企業などは安心感があります。
もちろん、これはあくまで参考程度の情報として捉えて、最終的には自分自身で調べて信念を持って投資をしなければいけません。
効率的に株式投資を学ぶ方法
個別の銘柄を細かく全てチェックする時間がない方には、いくつか効率的に勉強する方法があります。
方法①:著名な投資家の本を読むことで投資の本質を学ぶ
王道ですが、株式投資の本質を理解しておくことで、闇雲に銘柄をチェックする手間が省けます。
初心者の方は、早い段階で本質的な考え方や思考方法をウォーレンバフェットをはじめとした著名投資家の本を読み、インプットしておくことが長期で役に立つものだと信じています。
参考記事:【投資本・決定版】株式投資の本質を勉強するため、おすすめ10冊
方法②:無料のセミナーに参加して、学習すべきポイントだけをつかむ
無料提供という範囲の中で、とりあえず学習するべきポイントだけを抑えてしまうという方法です。
投資やお金に関する基礎を身につけることは、年齢の若い早いタイミングで身につけておくべき長期で役立つ教養となります。
関連サイト:
・株式投資を学ぶならファイナンシャルアカデミー
【公式】https://www.f-academy.jp/
・投資の達人になる投資講座
【公式】https://toushi-up.com/
・女性のためのマネーセミナー【スクロール】
【公式】https://www.scroll-moneyseminar.com/
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【公式】https://www.abcash.co.jp/
方法③:SBI証券アプリのスクリーニングでとにかく絞り込む
さまざまな指標を組み合わせてスクリーニングすることで、効率的に個別の銘柄に巡り会うという方法です。
3,600以上ある銘柄も上手なスクリーニングの方法で、素晴らしい銘柄と巡り会うことができます。
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