8月第4週、各種株式関連、指標チェック

8月第4週、各種株式関連、指標チェック

簡易的に指標チェックをすることで、現在の株価の水準について考察を進めていきたいと思います。

25日騰落レシオ

25日騰落レシオは91.99と90代をで推移していました。8月の全体的な流れに関しては100を越える日が三日間と少なく全体的に低調な株価水準だったと考えられます。

一方で大きく値下げをすることは特になく7月30、31日と70代をつけてから、8月は70代をつける日は1日もありませんでした。今後に関しては特に過熱感はないため継続してウォッチしていく必要があります。

騰落レシオはコロナショックの時に機能していなかったので、あくまで参考値として。

信用評価損益率

信用評価損益率は8月21日時点でマイナス14.68%と過去と比べると低い水準で推移してます。コロナショック時には、約マイナス30%を下回る水準まで信用評価率が悪化していたが、ここ最近の数値を見ると改善傾向にあることが理解できます。

移動平均乖離率

平均乖離率は0.46とほぼ横ばいで推移しているあまり大きな動きはないです。

新安値

新安値銘柄数も8月28日に関しては、7銘柄と若干増えてはいるが、ほとんどない状態です。7月31日に関しては97を記録してから、8月に関しては新安値銘柄数が1,2しかない、ほとんどない状態で推移しています。

ほとんどの銘柄が、コロナショック時に新安値を更新したため、その反動でほとんどが新安値とならないことが要因と考えられれます。

新高値

一方で新高値銘柄数に関しては毎日のように50近くある状態がずっと維持されており個別銘柄に関しては新高値を更新している銘柄が継続的に発生していることが伺えることができます。

一部の銘柄に関しては、バブル気味に加熱している可能性はあるでしょう。

空売り比率

空売り比率に関しては8月28日時点で40.8%であるが、8月全体を通して30後半から40代をずっとキープしている状態です。大きく上げることもなく、一定空売りの水準が高い状態で維持していることが分かります。

海外投資家動向 

海外投資化動向に関しては、海外投資家が8月14日の週に約3600億円の買い増しとなっているが、8月21日の週にはマイナスに転じています。

一方で8月21日の週は個人の買いが入っています。全体を通しては8月中旬から海外投資家の買いが進んでいることが伺えることができる一方で、その逆に個人は売却に動いていることが理解できます。

個人は、8月は利確に動いた人が多い印象で、一方で海外投資家は、買いに進んでいるのでしょう。

日経PER

日経平均 PERは、コロナショックを経てから大きく数値が上昇しています。

5月以降から日経PERが20代後半から30代近くまで上昇しており、8月には、21近くで推移している状態です。

コロナショックによる業績悪化が顕在化してPER水準が上昇しております。約20台は、投資水準としては適正の範囲内になっているのではないでしょうか。また一時的な業績低迷を見込んでの数値であるので、今後改善が見込めるでしょう。

日経PBR

日経平均 PBR は8月28日時点で、約1.09です。1を若干上回っている水準で推移しています。

コロナショックの時にはほぼ過去最低水準の例 0.8で推移していたが、ここ最近は1.08近辺をいったりきたりしている水準で推移しています。日経平均 PER と比較して見ると割高感は現在ない状態でしょう。