11月第4週(11/23〜27)、各種株式関連、指標チェック
- 2020.11.30
- 株式投資
簡易的に株式マーケットに関する指標チェックをすることで、現在の株価の水準について考察を進めていきたいと思います。
先週1週間も、大きく日経平均が上昇する相場となりました。海外投資家の動向を確認すると3週間連続で、3,000億円以上の買い越しと今年一番の相場となっています。ただ一方で、個人投資家は売り越しを進めており、逆行しています。
一概に、日経平均が上昇しているからと言って、個人投資家の人が儲かっているかというとそうではないのではと推察されます。
25日騰落レシオ
先週の25日騰落レシオは、100〜108台。先々週と打って変わって、100台を推移しておりました。全体的に株価は回復している基調に変わってきています。
信用評価損益率
11/20時点で、-12.85%と数字としては悪くない水準です。多くの投資家が問題ない評価損益の水準と言えるのではないでしょうか。
買い残、売り残
11/20時点で
買い残:2.4兆円
売り残:8,500億円
数字としてはそこまで大きな変化はありません。
新安値
38銘柄と、数としては多くありません。
新高値
1日で、140を超えるなど大きく銘柄数を伸ばしています。新高値を更新した銘柄は先週は特に多かったです。
空売り比率
11/27時点で、41.8%と急に数字を伸ばしています。先週の金曜日に空売りを仕込んだ投資家が多かったことがわかります。41%を超えたのは、10/30以来で、今後の一時的な下落を示唆している可能性があります。
海外投資家動向
11/20時点で、海外投資家は、3週連続で買い越しとなっています。1週間で、3,000億円越えの買い越しとなっており、今年一番の水準となっています。
一方で、個人投資家は継続して売り越しになっており、真逆となっていることが理解できます。
個人投資家は、早くに利益確定しているのか、個人投資家が多いマザーズや小型株が恩恵を受けていないという投資の中身の違いによるものが影響している可能性があります。
恐怖指数(VIX)
20.84と大きな変化はなし。日経VIは22
日経PER/PBR
PER:24.69
PBR:1.2
PERは、24台となっております。一時的な利益の落ち込みからPERは高い水準ですが、依然PBRの水準は1倍近くなので、割高とは一概に判断はできません。
※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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