11月第1週(11/2〜6)、各種株式関連、指標チェック

11月第1週(11/2〜6)、各種株式関連、指標チェック

簡易的に指標チェックをすることで、現在の株価の水準について考察を進めていきたいと思います。

先週1週間は、米国の大統領選挙と、多くの企業の決算発表が重なり、かなり動きのある1週間となりました。バイデンが当選確実と報じられているものの、トランプ政権はまだ続いており、訴訟の姿勢を辞していないことから、不確実要素はまだあります。

25日騰落レシオ

25日騰落レシオは、80台で推移しました。10月中旬から大きく、下げの基調が続いておりましたが、週末にかけて80台後半まで回復してきています。

信用評価損益率

10/30時点の数字ですが、-15.40と大きく数字が悪化しています。10/23の時点が-12.62であったため、約3%近く1週間で悪化したことになります。

これは、信用売買の比率の多い新興株であるマザーズ市場での株価の下落が大きく影響している可能性があります。

これまでの指標チェックでも警戒感を強めていた個人投資家の信用売買が崩れ始めていることを示唆しているでしょう。

買い残、売り残

10/30時点で、売り残は、約7,500億円、買い残は2.56兆円という数字になっています。売り残は、今年の4月始めの水準ほどの過去最高の低水準となっています。年末にかけて、米国大統領選の終了後、株高が進むというアノマリー通りを期待しているのかもしれません。

新安値

30台と大きく新安値を更新する銘柄は多くありませんでした。

新高値

全体で、150台となり、大きく上昇した銘柄が複数あったことが理解できます。

空売り比率

37.3%(11/6)とかなり低い水準で推移しています。機関投資家の多くは株価は上昇すると期待しているのでしょう。

海外投資家動向

10/30時点の数字なので、少し遅れていますが、海外投資家は1,000億円近くの売越しとなっています。一方、個人は買い越しがずっと続いており、来週の数字では個人(信用)が売越しとなるのではと思われます。

恐怖指数(VIX)

24.86(11/6)となっています。10月末からかなり上昇していたことを考えると、大統領選挙が一段楽したことに対して安心感が広がっていることが伺えます。

日経VIXも同様の傾向がみれます。

日経PER

23.36(11/6時点)

日経PBR

1.12(11/6時点)

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。