集中力が切れる原因を特定し、維持、高める方法を考えてみた

集中力が切れる原因を特定し、維持、高める方法を考えてみた

今回は、1日の作業の効率化、生産性を高める方法として、集中力をどのように維持するかについて考えてみました。

個人的にも、午後の時間に中だるみをしてしまうことがあり、その原因を調べてみたいと思い、記事にしてみました。

午後になると、よく分からないが眠くなる、作業のスピードが落ちる、モチベーションが落ち込むといった人には参考になると思います。

集中力が切れる原因を特定し、対処方法を考えてみる

第一ステップとして、現状なぜ集中力が切れてしまうのか、集中力が切れるのはどの時間帯かを考えてみます。

多くの人は、午後の食後2時~3時ごろに集中力が減退するのではないでしょうか。

私自身、午前中の作業はスムーズであることが多いのですが、午後の2時~3時ごろは急激に作業効率が落ちます。

では、集中力が切れてしまう原因にしてブレスト的にリストアップしていきましょう。

以下、大きく6つに分けられると思います。

休憩やエネルギーに関する問題

エネルギー切れ

頭が疲れているから

休憩を上手く取れていないから

眠気

作業内容に関する問題

目標設定が不明確

やるべきことが特にないから

作業内容に飽きが来てしまっているから

苦手な作業だから

個人でずっとやっている作業だから

作業に関する捉え方、考え方の問題

作業量に満足してしまっているから

自分で限界を設定してしまっているから

量よりも質が重要だと考えているから

精神、気持ちに関する問題

モチベーションの低下

気持ちが落ち込んでいるから

外部環境に関する問題

作業環境に問題があるから

全てが原因という訳ではなく、特にコアの原因となるものを3つピックアップしてみました。

今回ピックアップしたものは、眠気と作業内容に関する項目。

1、眠気

2、作業内容に対する飽き

3、目標設定が不明確

それぞれの課題が特定できたところで、原因と対策を考えていきます。

集中力が切れる原因としての「眠気」

なぜ午後になって集中力が切れるかというと、急激に襲ってくる睡魔が、まずは大きな原因として考えられます。

なぜ、午後になると急激な眠気が襲ってくるのかを考えてみます。

原因としては、

睡眠の量が不足しているから

睡眠の質が悪いから

消化にエネルギーを使っているから

・眠気に対しての対処ができていないから

休憩方法を間違っているから

以上の5つがあると考えられます。

睡眠の量と質に関しては、別途解決法にまとめたものがあるので、こちらを参照

参考記事1:睡眠不足、睡眠負債を解消して、睡眠の質を劇的に改善する8つの解決策まとめ
参考記事2 : 夜眠れない、眠くならない原因を特定して対策法を考える

それ以外の3つについて、原因と対処法を考えていきます。

消化にエネルギーを使うと睡魔が襲ってくる

ご飯を食べたら眠くなるのは、人間の身体の構造上自然なことです。

原因としては、昼食に食べ過ぎている、血糖値が上昇する炭水化物を多く摂取している、ご飯の食べ方に問題がある、などが考えられます。

対処法としては、

昼食のご飯の量を減らすか、スキップする

・昼食の内容を変える、血糖値の急上昇を抑える低炭水化物なものにする。

しっかり噛んで、ゆっくり食べる(消化を高めるため)

当たり前のように昼食でお腹いっぱい食べる人は、午後の生産性について考えていない無知な人でしょう。

仕事ができる人の多くは、昼食を軽く済ませているか、ほとんど食べていない場合もあるでしょう。

作業内容そのものに問題があるから

作業内容そのものにモチベーションを感じなくなってきている可能性があります。

原因としては、

成果が良く分からない作業だから

同じ作業内容をずっと繰り返しているから

他者との接点がない作業だから

といったものが考えられます。

ここでの対処法は、

強制的に自分で作業の成果を設定する

具体例:経理の場合、処理の数をカウントして、毎日デイリーで数字を記録する、その数の多さで生産性を自ら測る。

具体例:Twitterの運用であれば、エンゲージメントの数をデイリーでチェック、1日の投稿数も成果として数字測定する

時間を区切って、作業内容を変える

同じ内容を繰り返していると飽きが生じてしまうのは仕方のないもの。

時間で区切って強制的に作業内容を変えるということも方法として考えられます。

例えば、25分の作業を1セットとして、4セットを1つの作業内容に当てる。

これを4回転すれば1日の作業内容は4分割することができます。

作業内容の性質そのものを変える

もし、単独で作業していることが苦手なのであれば、共同作業の要素が高いものに変えることも対処法として考えられます。

例えば、これまで1人で作業することが多いのであれば、新たなプロジェクトを立ち上げて皆で、課題解決に取り組むという方法もあります。

具体例:これまで経理は個々人が1日の大半の作業をしていた。そこで、新たな生産性向上とそれぞれの人の課題を発表して対処法を考えるミーティングを設定した。これによりチームで集まる機会が増えて、チーム作業が増えた。

目標設定が不明確による集中力の欠如

人間は、「なぜ」その作業に取り掛かっているのかという目的意識が明確なほどやる気が増すと言われています。

毎日の作業が当たり前になり、惰性で作業をしていると、この「目的意識」が疎かになります。

すると、作業内容そのものにモチベーションが感じなくなり、飽きや集中力の欠如といった弊害が生じてきます。

対処方法としては、

長期の目標を設定して、短期に落とし込む

例えば、この1年間で何を目標として掲げるかといったことを長期目標として明確にしてみます。

そこから逆算して、例えば4半期(3ヶ月レベルの目標)に落とし込むことが可能です。

具体例:

長期目標:Twitter運用者の場合、今年の目標を「フォロワー1万人を目指す」

短期目標:4半期目標を「フォロワー2000人を目指す」

こうやって具体的な短期目標が出てくると、日々のタスクに落とし込み、目指すべきゴールが見えているので、ゴールを達成するための行動であることが明確になります。

デイリーの作業は単調かもしれませんが、それはゴールを達成するためと意識できれば、少なくともやる気は保つことができる可能性が高いです。

そして、結果が伴うことが分かってくれば、自然とモチベーションも上がってきます。

集中力に関する、まとめ

いかがでしたでしょうか。

基本的には現状の把握、原因の特定、課題の抽出、対処法の設定という流れで、集中力を維持する方法についても考えることができます。

個々人によって、何がコアとなる原因となっているのかは異なるので、この記事ではあくまで私個人的に重要そうな原因をピックアップしています。

原因となる要素は、実は些細なことだったり、特定の1つの要素が大きく影響している場合があるので、一つずつ試しながら、実際に結果がどうだったかを振り返ると良いでしょう。

例えば、毎日の集中の度合いを数値化して振り返ることで、どの日に集中ができて、どの日に集中ができていないかを判断することも重要です。

すると、集中ができた日はなぜそうだったかという成功要因と、集中ができなかった日は、なぜ集中できなかったといった、失敗要因を特定するきっかけにもなります。

簡単なことですが、これをできている人とできていない人とでは、圧倒的な差が開くことは明確でしょう。

以上、参考になれば幸いです。