仕事、人生は自己成長の連続、筋トレから考える自己成長の方法・秘訣

仕事、人生は自己成長の連続、筋トレから考える自己成長の方法・秘訣

こんにちは、@growprojecttaroです。

普段は、株式投資を中心に発信していますが、今回は、筋トレと自己成長の関係性について、考察を進めていきたいと思います。

筋トレには、自己成長の概念が凝縮されており、改めて「成長」とは何かを考えることができます。

・どんな分野でも圧倒的に成長したい人
・筋トレで成長を実感して、生活に変化を起こしたい人
・最近成長実感がなく、スランプに陥っている人

など、改めて考察を進められる記事となっております。

人生とは自己成長そのものであるということ

昨日より今日、今日よりも明日、少しでも成長することが人生においては重要なことです。

なぜ成長する必要があるのか、そこには様々な理由がありますが、全てに通じる一つの答えとして、「幸せに生きるため」ということがあります。

では、「成長する」とは何か、これを機会に改めて一緒に考えてみましょう。

「成長する」とはどういうことか

言葉の成り立ちでは、長く成る、ということです。

つまり、過去と比較した時に状態が良い意味で変化していることが「成長」と言えます。

成長の対象は様々で、「仕事」での成長、「人」としての成長、「身体」の成長、何か今の自分よりも良くしようとする姿勢は、すべからく成長の対象となります。

成長の過程は一般化することができる?

「成長」の過程は一般化することができるのでしょうか。

もし、「成長」の過程を理解することができれば、様々な分野でも活かすことができるので、非常に重要なことだと考えております。

例えば、仕事でも、様々な業務で成長スピードが早ければ、給与も上がり、転職も成功させ、豊かな生活ができますよね。

人間としても、成長ができれば、より魅力的な人として、周りからも好かれ、素敵なパートナーとも出会えるかもしれません。

ただ、「成長」のプロセスを簡単に理解することは難しいテーマです。そこで、今回は身近で簡単な事例として「筋トレ」から、自己成長のプロセスについて考えてみたいと思います。

筋トレと自己成長の関係とは

まず、筋肉そのものが成長するメカニズムとは何かを考えてみたいと思います。

筋肉が成長するためには、一定の負荷を筋肉にかけ、超回復することで元の筋肉よりも太くなり、成長するということです。

ここで重要な要素としては、①一定の負荷をかけるということと、②回復というプロセスです。

筋トレにおける一定の負荷とは

一定の負荷とはどの程度に設定するのが良いのか、それは自分の限界を少し超えた重さが良いということです。

全くできないレベルではないまでも、10回まではできない、もしくは途中の過程で自分が設定した数をこなすことができないようなレベルのことを指します。

筋トレにおいては、この負荷の設定方法がとても重要になります。

軽すぎても、超回復は起きずに効率的に筋肉は育ちません、重すぎては身体を壊してしまう、その間の自分の身体にとって程よい負荷が重要です。

筋トレにおける超回復とは

次に超回復に関しては、以下引用文が参考になります。

超回復
運動で消費された筋肉のグリコーゲン量が、休息と炭水化物補給によって運動前の貯蔵量を大幅に超えて回復を示すこと。同様の現象は、筋肉たんぱく質の運動による分解・損傷と、休養と栄養補給による回復などにも認められる。筋肉たんぱく質の超回復には、重負荷トレーニングによって、筋線維を軽度損傷させ、成長ホルモン分泌を刺激しながら筋線維の修復を活発化させること、それに合わせてたんぱく質を摂取し、引き続いてノンレム睡眠(脳が眠った状態となる深い睡眠)に入って成長ホルモン分泌をさらに高めるなど、各種条件をタイミングよくリズムにのせることが必要。
(鈴木正成 早稲田大学スポーツ科学学術院特任教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について

ここから分かることは、負荷によって軽度損傷が引き起こされ、休息と炭水化物補給、睡眠によって筋肉を成長させることができるということです。

つまり、単に負荷を掛け続ければ良いわけではなく、休息と栄養補給があり、体内の活動によって初めて筋肉の成長が促さられるということ。

筋トレをやっている人なら分かると思いますが、この適切な「負荷」と適切な「休息」という成長のプロセスがうまく噛み合って初めて筋肉は成長します。

短期的なスランプは、成長に不可欠

筋肉の成長に伴って、負荷を前回よりも上げると、反動で回数が減ったり、前回よりも持ち上がらなくなることがあります。

いわゆる、短期的な筋肉のスランプ(前回よりも成果が落ちるという現象に対して、このように定義)に陥ります。

しかし、休息した後に再度挑戦すると、前回以上の成長が見込めることがあります。

イメージとしては、以下のグラフのようなイメージです。

重量設定(青線)は、定期的にアップしているのですが、その反動として、総重量(緑線)が一時的に凹んでいるのが分かります。


(筆者作成)

このように一時的なスランプを経ながら全体としては成長するのが、筋トレの成長のメカニズムであることが理解できます。

小さな超回復を長期で継続することで、圧倒的に成長することが筋トレではできます。

成長のプロセスを長期で継続するためには

次に重要な要素として、どのようにして長期的に成長のプロセスを継続することができるかということです。

短期的なスランプを乗り越えながら、成長を長期で続けることができれば、とんでもない成長を実現することができることが分かるでしょう。

しかし、このような成長スピードは、ずっと続けることができると言う訳でもありません。

そこで、次に考えなければいけないテーマとしては、短期の超回復のプロセスを長期継続するためにはどうしたら良いのかということです。

短期の超回復プロセスを長期継続するための方法

筋トレに関して、どうすれば成長の過程を長期的に続けることができるかということを考えてみます。

重要な要素は4つあります。

「なぜ」続けるのかという動機

第一に、そもそもなぜ始めるのかという動機

そもそも誰かに「やれ」と言われていては、続けることは難しいと思います。

ポイントは、動機が明確で、始めるきっかけは自発的でなければいけないという点です。

始める動機はなんでも良いです。

より強い動機の方が成長に対するコミットメントが強くなり、結果的に長期で続けることができるでしょう。

なぜやるのか、どの程度達成したいと思うかという気持ちの問題です。

例えば、私の場合、筋トレの経験を通じて成長のプロセス理解と達成することで自分自身、成長したいという動機があります。

筋トレで成功できれば、その成功体験を他でも活かせるのではないかと思っています。

具体的な目標設定はあるか

第二に、重要な要素は具体的な目標設定です。

いつまでに、何を目指すのかという具体的な目標が立つほど、強いコミットメントが生まれます。

定量的な目標と、定性的な目標を両方設定し、具体的に将来のイメージをするということです。

いつまでに、どのような状態の達成を目指すということです。

イメージを強く持つほど、コミットメントは強くなるため、具体的な目標設定は不可欠でしょう。

成長のプロセス自体を楽しめるかどうか

第三に、プロセスを楽しむということ。

プロセスを楽しむためにはどうしたら良いか。それは小さな成功体験を積むということです。

小さな成功体験を実感するためには、成長を見える化することがオススメです。

具体的に、筋トレの場合、日々実施したメニューを細かく記録するということです。

体重の経過を記録する、体脂肪率を記録する、身体の写真を撮り変化を記録する、などが具体例となります。

これらの記録作業は、成長を実感できるというモチベーションを上げるという効果とともに、適正な負荷を設定するためにも重要です。

現時点で目標に対してどの位置にいるのかということも明確になり、次のアクションが取ることもできます。

この過程で現実と計画のギャップを理解して、学習しながら達成に向けて自己変革を促していくことはまさに成長そのものといえるでしょう。

行動を習慣化する

第四に、習慣化するということ

最終的には、筋トレすること自体が、歯磨きをするのと同じように無理に自分を奮い立たせなくても当たり前のように実行できるよう習慣化ができれば、最高の状態です。

習慣化にはある程度の時間がかかります。

一説には3週間、1ヶ月とか言われており、その前にやめてしまう事をとにかく避けなければいけません。

私自身も途中で面倒になってしまったことがあり、意識的に回避することができました。

その時の経験の記事はこちらに載せておきます。

参考記事:筋トレ日記 疲れない、逞しい身体を作り自己変革を目指す 4

習慣化のコツとしては、

・完璧主義は目指さない
・一歩目は小さくても問題ない
・とにかく、初めの頃続けることが重要と言い聞かせる

など、要素が重要です。

達成した時に、自分に対するリワード(報酬)の設定も重要です。

例えば、筋トレ後のシャワー、何かを達成した際には、筋トレ後にビールなどが、これに当たります。

最後にまとめとして、短期の超回復プロセスを長期継続するための秘訣とは、次の通りです。

「自発的な明確な動機」

「具体的な目標設定」

「プロセスの見える化」

「習慣化」

関連記事:目標達成のコツ、習慣の力を活用、モチベーションを維持し目標達成を目指す。

自己成長の原理とは

これまで、筋トレについて成長のプロセスをみてきました。このプロセス自体は、他の要素についても共通するのではないかと考えています。

これ以降は、これまで筋トレでみたことを改めて、成長のプロセスとは何か、ということを解明していきたいと思います。

自己成長の原理とは

超回復、限界に近い負荷をかけることと適度な休息。

・成長のプロセスを長期で継続するための秘訣

自発的な明確な動機、「なぜ」する必要があるのか。

具体的な目標設定

目標の細分化、見える化

実行と修正、新たな学習

習慣化

これらの要素を組み合わせることで、どのようなことでも成長のプロセスを実現することはできるのではないかと考えています。

それでは具体的に「仕事」に当てはめることができるのか、次の項目で考えてみます。

仕事において自己成長を加速させる方法

仕事における成長の秘訣についても、筋トレで考えたエッセンスを当てはめて、考えてみます。

まず、筋トレにおける筋肉の成長のための大前提であった、一定の負荷と休息、栄養補給による超回復についてです。

仕事でいうならば、現時点の自分の能力で到達できない程度の仕事に取り組むということが一定の負荷をかけるということに該当

具体的には、今以上に厳しい目標を自分自身に課す、難しい仕事にあえて取りかかるという事です。

仕事において一定の負荷を自分にかけた場合には、筋トレで思うようにマシンが上がらなくなるのと同様に、成果がなかなか出ないという小さなスランプに陥ります。

筋トレで学んだように、小さなスランプは良いことで、つまり最適な負荷を自分にかけられているという証拠でもあります。

そのあとに重要な要素であった、休息と栄養補給に関していえば、もちろん物理的に休息を取るということの重要性については筋トレと同じです。

栄養補給に関していえば、仕事においては「学習する」ということが当てはまるのではないでしょうか。

目標達成が困難であるならば、現状の自分に甘んじていてはいけません。

現状と目標にギャップがあるのであれば、新たな方法やスキルを身につけなければいけない、そのための「学習」ということが、筋トレにおける栄養補給に近い役割と考えられます。

以下、仕事における成長プロセスをまとめます。

現時点の自分の能力では達成が難しい目標を立てることで自分に負荷をかけ、目標達成に向けて、適度な休息と新たな学習を通じての自分を変えるサイクルを持つということ

次に、具体的に長期で成長サイクルを持続するための重要な要素についても考えていきます。

関連記事:成果を上げる方法、ポイントまとめ、今日から成果を出す人間になろう

自発的、明確な動機付け、「なぜ」を問う

明確な動機や目標がある人は恵まれています。

「明確な動機付け」があると、長期での目標設定が比較的容易にできるからです。

目標を達成したいと思う気持ちが強いほど、途中で諦めずにやり切れる可能性が高くなります。

それと比較して、何がしたいのか分からない、自発的、明確な動機が特にない場合は、とりあえず、短期間での成長サイクルを経験する以外に方法はないといえるでしょう。

明確な目標や動機を持てない場合は、短期で集中する

方法としては、何でも良いから、短期間での明確な目標を立てる。立てた目標を小さく達成するプロセスを通じて、成長サイクルを実感し、そのプロセス自体に喜びを感じることを優先する、という方法です。

成長そのものが喜びになれば、自分ができることも増え、選択肢の幅が増える、長期での目標や何をやりたいのかも見えてくる。という流れです。

多くの人はむしろ後者のパターンが多いかもしれません。

対象は何でも良いですが、成長サイクルを実感して、成長そのものの喜び、動機や明確な目標設定は後から構築するという発想です。

このような小さなきっかけは何でも良いので、手始めに筋トレを通じて、成長サイクルを実感するというのもありだと思います。

具体的な目標設定の方法

具体的な目標設定とはどのようにするのが良いのか。正直、これに関しては、答えはないと思っています。

結局のところ、目標はその人をドライブするエネルギーとなるので、その人がしっくりする目標設定であれば、問題ないということです。

気をつけなければいけないのが、自分に正直になるということです。

周りの意見や社会の要請などといったことで目標を設定するのは良くありません。

目標を本当に自分のものとして捉えて、本気で達成したいと思う気持ちがなくては、絵に描いた餅で終わってしまいます。

したがって、チェックできるとすれば、以下の問いに「はい」と答えられるかどうかです。

「設定した目標を本当に自分は心から望んでいるか、「なぜ」その目標を達成したいのかという動機はあるか、その目標を達成した時のイメージを強く描くことができるのか」

目標が具体的に立てられない場合は、どのような生き方、働き方をしたいかなど、定性的な目標でも構いません。

まずは、自分が思っていること、成し遂げたいと思っていること、心の底で考えていたことなど、自分と対話することが大切であって、そこにこそ、自分を長期でドライブする力があるでしょう。

初めての場合は、あまり細かく長期で目標設定をすることもお勧めはできません。

3年とか、5年とか長期で目標を設定する場合は、漠然としていて、構わないですが、今回の成長サイクルを構築するという前提においては、比較的達成のイメージが湧く期間の設定が望ましいでしょう。

人によっては1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月でも構いません。長くても2年ぐらいのイメージでしょう。

自己成長のプロセスを見える化する

成長プロセスの見える化の設定方法とは、目標を達成するために必要な項目を数値化することです。この数値はKPI(Key Performance Index)と呼日ます。ビジネスでもよく使われるキーワードですので、覚えておきましょう。

具体的な例で考えてみます。

Aさんは、企業の営業部門に所属しています。

最近仕事がマンネリ化していて張り合いがなくなってきた。そこでもう一度大きく成長するために、成長サイクルを経験することを自ら決めました。

動機としては、前から興味のあったスタートアップでのキャリアを築き、自分を高めたいからであり、そのためには個人としての実力をもっと付けて、大きな価値を会社に生み出したいと考えているからです。(自発的かつ明確な動機付け)

さて、具体的な目標設定として、彼は営業部門で次の四半期の売上No.1を決めました。

具体的な数値としては、前期の四半期最高売上が400万だったため、それを超える450万円と設定しました。

この目標は、想像ができないほど無理な数字ではないが、達成するためには今まで以上に努力が必要な数字です。期間は準備期間を含めて4ヶ月としました。(具体的な目標設定、適切な負荷)

次にその目標を達成するための数値(KPI)を設定して、成長サイクルの見える化を試みました。

Aさんは、担当している製品Bを一般企業向けに販売しています。顧客の獲得のためには、テレアポがメインです。

そこでKPIとしては、1日当たり電話件数、アポ獲得件数、面談件数を設定しました。

その他、既存のクライアントから紹介が案件に繋がる可能性があると考えて、既存クライアントのフォローアップ、ならびにそこからの新規紹介をKPIとして設定しました。それらの数値目標(KPI)は以下の通りです。

電話件数(1日):(これまで)明確に分からない、10〜20が平均(今後の目標設定)50件

アポ獲得件数(1週間):(これまで)1週間に4件程度(今後の目標設定)10件

面談獲得件数(1週間):(これまで)1週間に2件程度(今後の目標設定)5件

フォローアップ電話(1週間):(これまで)なし(今後の目標設定)20件

フォローアップ面談(1週間):(これまで)なし(今後の目標設定)10件

フォローアップ後紹介(1週間):(これまで)なし(今後の目標設定)5件

さて、上記のように設定をして、KPIをエクセル表に記録しました。

実際に実行してみると、電話面談を50件は日々の業務に追われる中で、かなり現実的ではないことがわかってきます。

そこで営業に関する本や、他社の営業マンで成果を出している事例についてヒアリングをすることで、あるスタートアップは優秀な学生を活用することで人件費を安くしながら圧倒的な成果を出していることが分かりました。(新たな学習)

そこで、Aさんも学生のアシスタントをインターンとして雇うことにして彼にテレアポを任せることにしました。

フォローアップに関しても、毎回電話するのが面倒なので、フォローアップのためのセミナーを開いて、クライアントに一同に集客する仕組みを新たに考案しました。(実行と修正、新たな学習)

具体的な数値を設定し、実行に落とし込む

より具体的に数値に落とし込むほど、より具体的なKPIが立てられ、実際に実行していくと、現実との乖離が見えて、どのようにその乖離を解消するかという新たな手法が思いつきます。

多くの人に当てはまる可能性のあるポイントは、最初は難しいと思って目標を低く設定してしまうことです。

筋トレでも説明したように、成長には痛みが伴います、ある程度の負荷がない限り成長は見込めません。

上記の具体的な例だと、アポ件数を50件とこれまでの2倍以上に設定したが故に、実際に一人では困難だったが、比較的安価なインターン生を雇うという案を思いつき、これを解消しました。

これが、もともとの目標20件だったら、このような手法は全く思いつかないし、その必要はなく、そこに成長の機会はないことが理解できるでしょう。

注意点:高すぎる目標設定の弊害

注意しなければいけないのが、あまり高すぎる目標設定ではやる気を失ってしまう危険性があるということです。

実際に行動し始めると現実とのギャップに戸惑うことは非常に多いです。

これは、筋トレでいうところのスランプに当たります。

この点は、避けて通れません。まずは小さくても成功体験を経験することが何よりも重要であること、これは成長サイクルの入り口に入る上で重要です。

あまり自信がないという人は、以前よりも少しだけ高めの設定にすることでも問題はありません。

まずは、自分で立てたKPIを小さくても達成することに対する喜びを感じるようにしましょう。

最悪なのは、途中で諦めてしまうということ

筋トレで考えてみましょう。現時点で30kgがベンチプレスを上げられない人が目標を100kgとしたところで、1ヶ月経ったところで40kgまでしかあげられなく、100kgまでは程遠いため、途中で諦めてしまうということになってしまいました。

多くの人に当てはまり、最悪の選択肢は「途中で諦めてしまうということ」

これでは、長期で成長サイクルに入るという入り口で止めてしまう最悪のパターンです。

それよりは、目標設定を現実的で、達成可能と見込める60kgと定めて、ある程度まで頑張れば達成が見えそうというところに設定する方が懸命です。

もちろん、自分に自信がある人、これまでも高めの設定をしてクリアしてきた人は問題ありませんが、その経験がない人は小さいところから始めてみましょう。

それが達成できると、その次はより大きな目標を達成できるようになります。

これは、雪だるまが坂を転がるたびに雪だるまが大きくなるように、少しずつ成長しているようで、気づいたら大きなことを成し遂げられるようになっているプロセスに近いです。

重要なのは、どのように「長期で続けるか」、「やり切れるか」ということなのです。

関連記事:落ち込まない考え方、ミスや失敗を乗り越え、前進する方法

自己成長サイクルの習慣化

次にこの成長サイクルを習慣化するということです。

習慣とは、無意識のうちに行動が染み付いているということ、意志力を使わなくても当たり前のように、行動に移せることです。

これまでのプロセスを自分なりに試行錯誤しながらカスタマイズしていき、一定の期間実施することができれば、習慣化は可能です。

何か新しいことを習慣化するためにはどうしたら良いか、筋トレをどのように習慣化するかを例に挙げて、考えてみます。

目標を立てたら、実行に移すフェーズであり、実行の中で、KPIを変えるなど、続けやすい方法をカスタマイズしていきます。

最初は思い通りにいかないことや、計画通りに物事が進まない可能性があります。

しかし、一定期間続けると、少しずつ成果が見えてくることに対する喜びと、自分の生活に筋トレという新たな習慣が染み付いてきます。

最低でも3週間から1ヶ月は必要であり、その過程で自分の脳や身体が新しいサイクルに対応することになります。

これまで意志力を使って動いていたことが、意志力をあまり使わずに容易に筋トレをすることができます。これが習慣化です。

最初の段階で、いかに挫折を避けるかが重要

習慣化の過程で重要になってくるのが、いかに最初の段階で挫折しないかということです。

初期の離脱率を下げることがとにかく重要であるということを肝に命じなければいけません。

これはスランプした時のリカバリー力や、やり切る力に似ています。

どんな方法でも良いし、進捗がどうであれ、とりあえず最初の3週間から1ヶ月は最低限続けてみるということが重要です。

ある程度の期間を継続してみないと、後から振り返った時に何が悪い要素だったのか、検証することができないので、一向に成長することができません。

この最初の試練が、大多数の平凡な人と一部の成長サイクルに入って成果を出している人との、小さく見えて大きな違いといえるでしょう。

成長スピードが速い人が、成果を出す時代

本記事を読んで、具体的に一歩を踏み出すことができたり、成長のきっかけとなれば、これ以上に筆者として嬉しいことはありません。

ほんの小さなきっかけで人生は大きく変わると思っています。それらは人との出会いだったり、本やブログ記事での出会いでも何でも良いと思います。

重要なことは、それをきっかけに具体的な行動に移せるかどうかです。

これからの時代は、知識やナレッジの価値はどんどん下がり、なるべく早く行動した人が成果を上げる時代になると考えています。

そして重要なのは、行動することを止めないということ、続けるということです。

もちろん、途中で辞めたくなることもあるだろうし、挫折を経験することもあるでしょう。

しかし、これらの経験は実行してみないと分からないことであり、実行した上での経験であるなら、これ以上の価値はありません。

自ら動いた人とそうでない人とでは、雲泥の差があります。とにかく、小さくても良いので、小さく行動してみましょう。

そうすれば、何か違う景色が見えてくるかもしれません。