鉄人化計画(2404)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2023.06.26
- 株式投資
本ブログ記事では、鉄人化計画(2404)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。カラオケ事業、美容、エンターテインメンをテーマとした銘柄です。
鉄人化計画(2404)、株価関連情報
(調査日時:2023/6/1)
時価総額:53億円
PER(予):159.03倍
PBR:26.8倍
時価総額は50億程度とかなり小粒です。知名度はあるのですが、思ったよりも、時価総額は低いですね。
売上高推移
2018:73億5444万
2019:71億6576万
2020:55億3221万
2021:52億4094万
2022:58億7821万
売上高は2014年ごろの100億円をピークにして右肩下がりです。これだけみるとかなり厳しい印象を受けます。
営業利益推移
2018:1億1789万
2019:2億327万
2020:-8億1534万
2021:-1億4485万
2022:-2億6173万
営業利益も直近3年間は継続して赤字となっているので、コロナの影響をもろに受けた業種といえます。
当期利益推移
2018:-1億9359万
2019:1億6819万
2020:-15億8076万
2021:-2億8161万
2022:3233万
2022年には黒転していますが、一時的に助成金収入があったためだと考えられます。
ROE推移
2018:-
2019:30.71%
2020:-
2021:-
2022:15.85%
有利子負債推移
2018:39億
2019:35億6000万
2020:38億3170万
2021:34億2267万
2022:30億1824万
有利子負債に関しては健全化を進めているようで、減少傾向にあります。これだけ厳しい状況の中でよくやっているなという印象を受けます。
現金等推移
2018:15億6811万
2019:12億8080万
2020:18億970万
2021:13億9974万
2022:9億5136万
現金は財務健全化の影響もあり、減少傾向。
フリーキャッシュフロー推移
2018:3億2585万
2019:5860万
2020:-11億9202万
2021:6328万
2022:1億6408万
2020年がかなりひどい状況でしたが、21,22に関しては水準は低いですが改善傾向が見られます。
事業内容
当社の事業内容に関しては、すでに多くの人が知っているかと思いますが、下記項目があります。
- カラオケ事業
- メディア事業
- アライアンス事業
- レストラン事業(関連会社:株式会社TETSUJIN FOOD SERVICE、株式会社直久)
- 美容事業(株式会社Rich to、ビアンカグループ)
- その他事業(株式会社コストイノベーション)
ビジネスモデル、今後の考察
・ミッションは、「遊びの解放」「余暇文化の再生」に貢献しますと記載があり、エンターテインメント領域に特化した事業領域です。
・Valueに関しては、本質的な価値の追求を謳っており、カラオケに関しては「曲数が豊富で音質がいい」と記載があり、明らかにカラオケを意識した経営となっています。
・”遊び”をマジメに考えるというスローガンを抱えていて、現代社会における「遊び」の重要性について真剣に捉えているのでしょう。
・事業の沿革を見ると、1999年創業、1号店は溝の口、2004年にマザーズ上場、2010年中国進出、2012年グアムに進出、2019年以降、美容領域やラーメン事業など飲食業界に参入しています。
・キーワードはやはり、カラオケ、その他の事業として飲食店、漫画喫茶、美容サロン店を展開しています。
・店舗の数で見ると、カラオケ店が50店舗以上、美容サロンが49店舗展開していて、事業へのインパクトが大きそうです。
・コロナの影響が大きいのですが、直近は回復の兆しが見えている模様です。ただ、一度離れた顧客が完全に戻るには時間がかかりそうです。
・コロナに影響を受けない事業ドメインへの参入を図っていて、美容領域は一つの手段となり、少しずつ芽は出てきている模様です。
・当社の強みとしては、小売事業における出店戦略や店舗の運営、オペレーションがあると思うので、カラオケ事業以外の領域へ参入も基本的には構造的に似ているのでしょう。
テンバガー可能性
現在調査中
「C」
※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。
※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
方法③:著名な投資家の本を読む
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