nmsホールディングス(2162)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2023.06.13
- 株式投資
本ブログ記事では、nms HLDG(2162)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。人材派遣、製造受託をテーマとした銘柄です。
nmsホールディングス(2162)、株価関連情報
(調査日時:2023/5/30)
時価総額:107億円
PER(予):14.02倍
PBR:4.32倍
株価は100億円台と小型株です。PERは14倍、PBRは4倍近くあり、少し割高な印象があります。
売上高推移
2019:577億5936万
2020:626億1129万
2021:548億5685万
2022:632億7744万
2023:790億3300万
2022年以降順調に売上高を伸ばしています。
営業利益推移
2019:5億4866万
2020:9億2043万
2021:6億8921万
2022:-3億6115万
2023:15億3700万
2022年に赤字転落していますが、2023年に大きく営業利益を伸ばしています。この辺りの動きは注目です。
2022年に関しては、コロナや部材の調達の影響による顧客の減産が影響しているとの記載があり、外部環境の影響はかなり受けやすい業界であることが理解でsきます。
当期利益推移
2019:4億1563万
2020:2億8038万
2021:-7億3551万
2022:-19億8011万
2023:5億500万
21,22年度と赤字が続いているので、安定した利益が出せる訳ではなさそうです。
ROE推移
2019:7.25%
2020:4.8%
2021:-
2022:-
2023:28.33%
有利子負債推移
2019:142億8634万
2020:157億7621万
2021:169億9388万
2022:211億7794万
2023:219億6403万
思っている以上に有利子負債があったので、少し驚きです。
現金等推移
2019:41億9549万
2020:41億5687万
2021:47億4140万
2022:51億625万
2023:30億4100万
有利子負債に対しての現金比率が低いので、懸念点ではあります。
フリーキャッシュフロー推移
2019:-33億7360万
2020:-10億1663万
2021:2432万
2022:-24億7694万
2023:-18億6600万
営業キャッシュフローの状況もあまり良くはありません。
事業内容
事業内容としては下記3つを軸に展開しています。
HS事業:ヒューマンソリューション事業
EMS事業:エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業、
PS事業:パワーサプライ事業
HS事業では、製造派遣・製造請負、エンジニア派遣・エンジニアリング受託、物流3PL受託・テクニカル流通加工、基板修理・リペアカスタマーサービス等を展開しています。
EMS事業では、電子機器の製造受託、電子機器修理サービス、車載関連機器・部品の設計・開発・製造等を展開。
PS事業では、幅広い分野向けに電源製品を開発。
ビジネスモデル、今後の考察
・当社の強みは、HPから拝見すると下記ポイントになります。
・設計、開発、実装、組立などの製造プロセス、物流から修理まで、国内外の製造業のニーズにワンストップで対応可能ということで、人材を派遣する派遣事業から電子機器や電源製品の製造受託まで幅広く対応できるという点が当社の強みなのでしょう。
・日本、中国、ASEAN、北中米の9ヵ国に70拠点を展開、ということで、日系企業の海外進出や海外に展開している製造の支援なども手広く対応可能という点。
・PS事業に関しては、高圧電源技術において国内No.1シェアという点は、強みとして捉えることができるでしょう。
・会社の成り立ちとしては、1985年創業、製造分野を中心とした請負事業からスタートしています。
・2003年には、中国北京市に北京オフィスを開設ということで、早くから中国に展開しています。
・2007年に上場しており、2013年、「TKRが株式会社日立メディアエレクトロニクスより電源・トランス事業等を譲受」ということで、現在のEMSやPS事業の元となる契機となったと考えられます。
・2019年に「TKR USAがソニー株式会社の米国法人Sony Electronics Inc.の事業部門 Sony Service and Operations of Americasの機能及び事業、並びにメキシコ生産拠点を譲受」と記載があり、このように日系企業の海外の生産拠点を譲受することで、製造生産部門の機能を拡充してきた背景があります。
テンバガー可能性
「C」
※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。
※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
方法③:著名な投資家の本を読む
以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。
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また、投資家の成功や失敗のエピソードを通じて、心構えやリスク管理の重要性も学ぶことができます。これらの本は投資初心者から上級者まで役立つ情報を提供し、自身の投資戦略を構築する上で不可欠な道しるべとなります。