クルーズ(2138)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2023.06.07
- 株式投資
本ブログ記事では、クルーズ(2138)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。情報・通信をテーマとした銘柄です。
クルーズ(2138)、株価関連情報
(調査日時:2023/5/29)
時価総額:105億円
PER(予):35.69倍
PBR:0.93倍
PERは高い割にPBRが低いという状況です。時価総額も100億円程度と小型です。
売上高推移
2019:302億8234万
2020:339億9513万
2021:357億1489万
2022:154億7761万
2023:140億
2021年までは順調に伸びていましたが、2022年に急激に売上高が減っています。有価証券報告書を読むと収益認識に関する会計基準の適応により、売上高から仕入原価を引いた金額を新たに売上高として認識しているため、減少しています。
営業利益推移
2019:-10億224万
2020:-9747万
2021:21億3445万
2022:12億3806万
2023:6億4400万
営業利益は、減少傾向にあります。なかなか不安定な印象です。
当期利益推移
2019:-16億3920万
2020:-5億5884万
2021:14億3310万
2022:3億1044万
2023:2億5400万
ROE推移
2019:-
2020:-
2021:15.58%
2022:3.31%
2023:2.6%
有利子負債推移
2019:112億7741万
2020:128億9412万
2021:115億4614万
2022:102億5529万
2023:104億6735万
有利子負債も2019年から100億円水準で推移しており、高い水準となっています。
現金等推移
2019:128億6141万
2020:131億3200万
2021:143億5692万
2022:130億6572万
2023:136億651万
現金は130億円近くあるので、有利子負債よりは多いですが、水準は同程度ぐらい。
フリーキャッシュフロー推移
2019:-59億1060万
2020:-16億3822万
2021:25億492万
2022:-5億9749万
2023:8億8400万
フリーキャッシュフローもマイナスの年もあり、思った以上に投資に費用がかかるビジネスであることがわかります。
事業内容
以下の3つの領域で事業を展開しています。
・EC領域
・ゲーム領域
・広告/メディア領域/その他領域
2023年3月期の実績では、EC事業>ゲーム事業>インターネット広告・メディア事業という規模の順ですが、利益ベースでは、
インターネット広告・メディア事業>ゲーム事業>EC事業
と逆転しています。
ビジネスモデル、今後の考察
・コア事業は、ECサイトのSHOPLIST.com
・ 2001年の創業会社で、経営理念に近い「思想とスタイル」は”オモシロカッコイイ〇〇をツクル”
・上記のOOには、自由に決めて良いと考えているということで、遊び心を大切にした経営スタイルを大事にしている模様です。
・時代の流れに合わせて、事業を柔軟に変えていく、今時の経営スタイルに近いのかもしれません。
・特にIT業界ですと技術の進歩も早いので、柔軟なスタイルで新たな事業を模索し続けないと生き残ることができないので、その点業界特性上、この経営スタイルなのかもしれません。
・EC業界自体は、競争が激しいのは誰でも想像がつくと思います。メーカーブランドが直販でECをやる流れもあり、そのほかにもZOZOTOWN、楽天市場などの大手もあります。
・そのような競争環境の中でどのように差別化を図っていくかが今後の成長の要となるでしょう。
・また、通販業界全体の悩みの種がコスト増です。配送料などは人手不足や資源価格の高騰も相まってなかなか厳しい状況には変わりありません。
テンバガー可能性
「C」
※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。
※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】
方法③:著名な投資家の本を読む
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