メンバーズ(2130)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

メンバーズ(2130)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、メンバーズ(2130)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。デジタルマーケティングをテーマとした銘柄です。

メンバーズ(2130)、株価関連情報

(調査日時:2023/5/29)

時価総額:182億円

PER(予):17.01倍

PBR:2.8倍

PERが17倍、PBRが3倍近くあるので、一見すると割高感はあります。

売上高推移

2019:88億5727万
2020:106億787万
2021:120億8727万
2022:149億3871万
2023:176億6228万

売上高は綺麗に右肩上がりです。10%台後半から20%台の売上高の成長率を示しています。理想的な成長株という感じがします。

営業利益推移

2019:9億6832万
2020:12億4960万
2021:12億6185万
2022:18億7632万
2023:14億4100万

営業利益も伸びてはいるのですが、売り上げと比例して伸びているという訳ではありません。

2023年に営業利益率が下落しているのは、販管費及び一般管理費が高騰したことによる要因のようです。

当期利益推移

2019:6億1986万
2020:8億6185万
2021:8億9636万
2022:14億454万
2023:10億1000万

ROE推移

2019:18.28%
2020:20.91%
2021:19.43%
2022:23.82%
2023:15.84%

ROEは15%台を超えており、理想的な水準に近い。

有利子負債推移

2019:2億4014万
2020:4億6132万
2021:3億9210万
2022:5億9825万
2023:6億6277万

負債は一定あるものの、かなり少額です。こちらはあまり気にしなくて良い水準です。

現金等推移

2019:25億9510万
2020:31億1569万
2021:41億4084万
2022:52億2670万
2023:44億7996万

現金は潤沢にあります。有利子負債との比率でも余裕があります。

フリーキャッシュフロー推移

2019:10億4079万
2020:9億453万
2021:17億7682万
2022:15億5480万
2023:2億3300万

フリーキャッシュフローもプラスで推移しています。2021年以降水準がぐっと上がっていて、稼げる体質になってきているのかもと想像しています。

事業内容

「デジタルマーケティング事業」がコアなビジネスです。デジタルマーケティング事業の中でも主に「広告」関連事業と、「WEB制作」の二種類に分かれるイメージです。

HPを拝見すると、大手企業向けには専任チームを組成して支援するデジタルビジネス運用支援チームと、その他のサービス一覧に分かれています。

サービス一覧は下記の通りです、基本のコアとしてはデジタル領域のマーケティング支援ということに変わりはありません。

・Webサイト運用・運営
・コンサルティング
・アプリ開発・プロダクト開発
・リサーチ
・インターネット広告/プロモーション
・ソーシャルメディア
・マーケティングツール
・社会課題解決支援

ビジネスモデル、今後の考察

・事業内容自体は、そこまでユニークではなく、WEBや広告代理店の事業をメインで行っています。
・売上の割合でいくと、90%近くがWEB制作による売上となっています。
・基本的なビジネスモデルとしては、顧客企業に対してデジタル領域での価値提供ということなので、所属している人材に依存するビジネスモデルとなります。
・当社の呼び方でいくと、DC(デジタルクリエイター)が事業の要であり、一人一人の付加価値が高まるほど売上が上がるという仕組みです。
・したがって、採用や人材の定着率、人材の教育はとても重要な施策であり、その点を重要なKPIとして掲げています。
・ビジネスモデルとしては顧客依存のビジネスモデルにはなるので、顧客との関係性、満足度がとても重要になり、単発の依頼だけではなく、「内製化」を支援するという取り組みは面白いポイントかと思います。
・昨今注目されているうキーワードとして、「カスタマーサクセス」=顧客の成功に真摯に取り組み、いかに継続して利用し続けてもらうかが今後の成長の鍵となってくるのでしょう。
・仕組み化ができれば、人材の採用拡大とともにビジネスが成長するモデルなので、比較的分かりやすいビジネスモデルであり、成長も読みやすいのかなと思います。
・一方で、広告領域は景気の変動を受ける領域でもあるので(顧客の業績が悪くなり、広告費を絞ることになる)、景気動向はウォッチしていなければいけない。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。

最後に個別株投資の基礎を学ぶことは、将来の資産形成や財務の知識を高めるために非常に重要です。以下では、お金をかけずに効率的に学ぶことができる3つの簡単な方法をご紹介いたします。

方法①:無料の勉強会・セミナーに参加して体系的に基本を学ぶ

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方法②:SBI証券アプリのスクリーニング機能を活用する

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関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】

方法③:著名な投資家の本を読む

以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。

関連記事:株式投資の本質を勉強するためのおすすめ書籍10冊

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