三井松島HLDG(1518)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

三井松島HLDG(1518)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、三井松島HLDG(1518)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。鉱業をテーマとした銘柄です。

三井松島HLDG(1518)、株価関連情報

(調査日時:2023/5/27)

時価総額:369億円

PER(予):3.34倍

PBR:0.66倍

売上高推移

2019:757億200万
2020:665億9600万
2021:573億7800万
2022:465億9200万
2023:800億1500万

2023年に急激に売り上げが上昇しています。過去を遡ると、2009年、2012年と売上高が900億円を超えた時期があり、売上の変動はかなり大きい業種といえます。

営業利益推移

2019:52億100万
2020:27億4100万
2021:19億4600万
2022:84億1700万
2023:357億8900万

2023年は笑ってしまうほどのびっくり数字を叩き出していますね。これで時価総額が300億円台とは、かなり割安と感じてしまいます。

過去の推移を見ても3桁台は史上初でしょう。もう少し遡ると2009年に64億円、2012年に62億円と、どちらも良い数字を出していたこともありました。

当期利益推移

2019:22億4000万
2020:22億9200万
2021:-30億3500万
2022:53億9600万
2023:229億7700万

当期利益ももちろん、すごい数字です。

ROE推移

2019:6.8%
2020:6.95%
2021:-
2022:15.23%
2023:41.19%

有利子負債推移

2019:100億8600万
2020:170億7700万
2021:225億6200万
2022:118億2700万
2023:126億6000万

有利子負債は常に100億円近くはあるのですが、そこまで急激に増えていない点と、長期では減ってきている傾向にありそうです。

現金等推移

2019:118億900万
2020:101億8800万
2021:192億9300万
2022:194億1300万
2023:380億6400万

現金は潤沢すぎるほどありますね。

フリーキャッシュフロー推移

2019:31億8200万
2020:-54億3500万
2021:42億3900万
2022:114億8000万
2023:248億6700万

直近の上昇はすごいのですが、実はこの会社のフリーキャッシュフローの推移を過去遡ってみると、2009年と2020年だけがマイナスになっていて、それ以外はずっとプラスで推移しているんですよね。

資源系ということでもっと不安定かなと思ったのですが、意外にも安定しているという点は魅力的です。

事業内容

エネルギー事業は石炭販売、石炭生産及び再生可能エネルギー事業を行う。 生活関連事業は、事務機器、電子部品、飲食用資材、衣料品、及び介護分野において事業を行う。

ビジネスモデル、今後の考察

・大正2年創業の会社、長崎県松島の炭鉱会社からスタートしている。
・経営の基本理念はシンプルに「人と社会の役に立つ」
・企業の沿革を見ると、1990年にオーストラリアに進出、翌年に豪州リデル炭鉱資本参加しています。
・2012年に太陽光発電事業に参画、2013年に日本ストローを買収、2015年に花菱縫製(株)を買収、するなど買収の動きを加速しています。
・2020年にも4社を買収するなど、M&Aの動きを加速しています。
・主な事業内容としては、エネルギーと生活関連の二軸。生活関連でM&Aしている企業群を見ると、かなりニッチで市場において高いシェアを持っているという特徴があります。
・脱炭素社会を目指して、投資会社となることを目指しているのでしょう。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。

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方法③:著名な投資家の本を読む

以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。

関連記事:株式投資の本質を勉強するためのおすすめ書籍10冊

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